ホーム果物たち 〜 西洋梨 (1)

 

西洋梨  Pear

5月初旬 花芽が膨らむ

なぜ西洋梨はbreakしない?

その美味しさを知っている人だけが楽しんで食べている。


その秘密は「追熟」にある。

西洋梨は樹では熟さず、収穫後に美味しくなっていく。

少しざらっとした硬め、とろとろの柔らかめ、と熟期の好みも分かれるところ。


農家は追熟がうまくいった洋なしの美味しさを知っている。けれども、収穫時期の選択、予冷(冷蔵)、追熟(適温・敵湿)とその管理が面倒...なので、収穫したあとのことは、果物屋さんとお客様にお任せ。


Kii’s Open Field は、収穫後にも適切な管理を行い、お客様に追熟期を逃さずお届けし、ちょうど良い状態を味わっていただきたい、と考えます。

6月中旬 花後の結実

8月下旬 実が大きくなってきた

追熟を測定(硬度計、糖度計)


* 西洋梨の由来、産地、追熟 *


 西洋梨の原産地は、ヨーロッパ中央部から地中海沿岸地方とされ、

中世以降ヨーロッパ各地に広まりました。日本には明治初期に入ってきましたが、高温多湿の気候が生育には適さず、また、追熟という馴染みのない食べ方もあり、すぐには定着しませんでした。

 現在では、栽培技術の向上や美味しさが認知され、色々な品種が出回るようになりました。冷涼で雨の少ない北海道は、西洋梨の栽培に適し、山形・長野と並ぶ生産地となっています。

 西洋梨は、樹の上では完熟しない性質のため、未熟なうちに収穫し、室内などで追熟を行います。この追熟期間中にでんぷんが糖し、繊維質が変化します。適切な追熟を行うことによって、はじめて西洋なし特有のねっとりした甘さや、クリーミーな肉質が作られるのす。

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